日本の労働/投資環境を活かせばFI(経済的自立)を誰でも達成できる可能性がある

SNSやテレビで悲観的な日本の惨状を負の部分を盛って発信されるところを目にする機会もよくありますね

増税！負担増！少子高齢化で年金制度が！社会保障制度が！とニュース番組を眺めていれば毎日のようにやっています。SNSだと日本オワコン！オワコン！と騒いでいる人もいます

確かに暮らす負坦が増えるのでバッドニュースなのですがそこまで不安を煽らなくてもと思わなくもないですし、不安を煽るより分かりやすく解説するのがメディアの役割だと思います。あと騒いでもしょうがないので政策に不満があるなら投票で態度を示しましょう

そんな負坦増の不満は多々ありますが日本の投資環境は途上国などに比べれば自由に個人資産を持てますし株式投資も自国株式はもちろん、アメリカ株に投資できたりします

さらに働く意欲があればそれなりの収入を得るチャンスが点在しているので日本の環境は恵まれていると言えます

この記事では日本の労働環境を活かして経済的自立を達成するにはどのように行動すればいいのか？何が経済的自立を難しくしているのかをまとめていきます

日本の労働/投資環境は恵まれている

日本は過度に情報統制されておらずGoogleなどで検索すれば知りたい情報に簡単にアクセスができますし様々な書籍や著名人のブログにアクセスができます

某国では禁止ワードとか設定されていたりして一部の情報は庶民の目に触れられないようになっていることを考えると自由です

情報統制するような国がその気になれば個人の資産なんて没収されそうです人を統制する側からしたら知識に乏しく、金銭的に貧しいほど扱いやすい。そんなものなのでしょう

自由に働けて自由に知識を得られる日本に住めていることに感謝です

誰でも簡単に証券口座を開設できる

私はネット環境が整った状態から株式市場の関わりを持ったので経験はありませんが、ネットを利用した株式取引が行われる前は大手証券会社に電話したりして取引していたと聞きます

そんなアナログなやりとりをしていた訳ですから口座開設するのもそれなりの手間が必要だったことでしょう。今は自宅からネットで数分もあれば口座開設申し込みができてしまうのでお手軽に開設できる時代になったと言えるでしょう

大手ネット証券会社を選んでいれば間違いないですし小さめの証券会社でも対面式と比べて取引手数料が低く抑えながら取り引きできます

誰でも調べれば簡単には安い手数料で株取引ができる証券口座を開設できる環境があるってのは素晴らしいことです

雇用が守られており安定した収入を得られる労働環境がある

義務教育をそつなくこなし高校、大学を卒業すれば新卒ブランドを引っ提げて企業に就職することができる日本

最終学歴で就職できる職種は限定されてしまいますが一度入社してしまえば従業員を簡単にクビにできないのが日本の労働環境です

明日の仕事があるのか分からないのに資産運用を行うのは精神的にもきつく生活防衛資金も多めに確保しておかなければならなくなります

経済的自立を目指すには安定した収入、安定した労働環境があるに越したことはないのですから、自分の価値を最大に買ってくれる企業で活躍し高い年収で資産運用に挑みたいです

有益な情報に誰でも触れることができ選択肢が豊富にある

一人一台スマホやパソコンを持っていることが普通になっている日本のがネット環境です。早い子供は小学1年生でスマホを与えられたりしますし幼稚園児でもYouTubeを1人で視聴できてしまいます

ネット環境が充実しており、検索が自由で様々な投資先、証券会社、節約方法を調べることができます

これだけ情報がネット上に溢れているのに自分で情報を得ようとしない人は甘えていると言っていいでしょう

格安スマホが使いたければ「格安スマホ おすすめ」と調べればでて来ます。同じ要領で気になるワード+おすすめで検索すればよさそうな記事にGoogleやMicrosoftが導いてくれます

投資環境が良くても多くの人は挫折するのはなぜか？

資産運用は何か起きても困らない程度の現金を確保したら、長期的に積み立てると決めた商品を淡々と積み上げていく単純な作業です。その単純な積立投資なのですが多くの人が数年で挫折して退場していきます

なぜなのでしょう？長期的に見たら綺麗な右肩上がりのグラフにも関わらず多くの人が退場してしまいます。実際に資産運用をやっていると退場してしまう人の心理に触れることができます

不確定要素が多く継続するのが一番難しい

株式投資を活用した資産運用は長期で見れば右肩上がりであることを長期チャートで確認することができますが、これから先も右肩上がりでいくのか数年単位で下がってしまうのか分かりません

未来がわからないのは健康に似ていると感じます。明日風邪を引くかもしれない。風邪を引いたら治るのは明日かもしれないし、明後日かもしてない、来週かもしれない

風邪が治った後に別の病気にかかるのは1週間後かもしれないし2週間後かもしれない。もしかしたら一生かからないかもしれない

株式価格の上下も1年間ずっと上がりっぱなしかもしれないし2年間ずっと横這いかもしれない未来のことは誰もわかりません。さらにコロナショックのように突然大幅下落したかと思えば突然大幅反発する場合もある

その度に投資している我々庶民の心が揺さぶられるので継続することが難しいのだと感じます

SNSなどの有害な情報に心が揺さぶられるから

SNSでは自称投資の専門家が偉そうに「これからは株の時代です！上昇します！」「明日暴落します！」とさまざまな意見をバンバン発信しています。ずっと意見を見ていると稀に発信通りのことが起きるでしょう。そうすると発信者の意見が正しいのではないか？と思えてしまします

そして発信者の意見を見ていくうちに今売ってしまった方がいいのではないか？今上がっている銘柄を買った方がいいのではないか？と疑心暗鬼になってしまい心が揺さぶられて今います

短期的な値動きが予測でき、そこそこの確率で当たるのであればその発信者は億万長者であり、長者番付に載っていてもおかしくないはずなのに載っていません

株価や為替の変動を予想してSNSで発信するのは個人の自由ですが経済学を学んで政策金利を決めているような人達でも「未来のことは分からない」と言っているのです

心揺さぶられるかもしれませんがエンタメとして楽しむ程度にとどめておくのが無難です

人は利益よりも損失を嫌う生き物だから

人の損を嫌う心理としてプロスペクト理論というものがあります。勝てば10万円もらえるけど負ければ5万円を失うゲームがあったとします。あなたはゲームに参加しますか？

多くの人はゲームに負けて5万円を失うことを嫌いゲームに参加しないです。参加しなければ5万円を失うリスクを背負うことがないからです

同じことが資産運用でも起こります。今含み益が100万円あるとします。利益確定せずに1ヶ月過ごせば利益が120万円まで増えているかもしれないし利益が50万円まで減っているかもしれません

そんなことを考えると人は含み益が減ることを嫌い利益確定をしてしまいがちです。これは人の損を嫌う心理なのでなかなか争うことは難しいですが資産運用を続けていくと何度も利益確定したい感情に襲われるのでプロスペクト理論という人の損したくない心理があるんだと知っておくだけでも違った未来になるかもしれません

経済的自立を達成するには運用をシンプルに！でもシンプル過ぎず

日本の投資環境が恵まれていることと挫折する人が現れることについて軽く触れたので経済的自立を達成するための資産運用についてまとめていきます

経済的自立を達成するための資産運用で大切にしたいことは資産運用を複雑化せず、シンプルな運用プランで長期で継続することに尽きます

ここでいうシンプルとは株式を何％、債券を何％、商品を何％とアセットの比率を複雑にするな！ということではありません

自分で個別株を組み合わせて定期的に個別株をリバランスして決算書を読んで投資先を細かく設定する必要はないくS＆P500やオールカントリーなどのインデックス投資を使ってシンプルな運用を心掛けることが大切ということです

複雑な投資商品は必要ないがシンプル過ぎない

例えば複雑な投資商品としてQYLDというNASDAQ100CoverdCallETFというNASDAQ100をオプション取引を用いて毎月分配金を出すような金融商品があります

毎月分配金を出すため一部の人に人気のある商品ですが複雑な運用をしてるが故に運用手数料が高いですしわざわざETFに投資してやらなくてもNASDAQ100投資信託を毎月定率売却をしてしまえば似たような運用が可能です

QYLDのような複雑な金融商品は多くの人には不要です。しかしある特定の数銘柄に集中投資するようなシンプルな資産運用も倒産した場合に大きな損失を喰らう可能性があるのでシンプル過ぎるのも危険な資産運用と言えます

経済的自立を目指す資産運用では複雑過ぎず、でもシンプル過ぎない資産運用を心掛けることが大切になります

王道の資産運用を信じる

では複雑ではないけどシンプル過ぎない資産運用をするにはどうすればいいのか？答えはシンプルに世界の会社に広く投資できるオルカンやアメリカの500社に投資をするS＆P500など王道のインデックス投資商品に投資するのがいいです

王道の野球漫画や勇者の漫画、ドラマや映画がありますがなぜ似たような内容なのに王道の作品を何度も読んでしまうのでしょう？

それは王道の展開には安定した面白さがあるからですよね！似たよな王道の展開でも視聴者の予想を裏切るようなドラマがあったり裏設定があったりアレンジされている点ももちろんありますが王道は一定の面白さが詰まっているものです

資産運用も王道の資産運用の亜種としてレバレッジを効かせたものや債券も一緒に買えるものありますが長期的に右肩上がりの過去がある王道の金融商品を信じて握り続けることが資産運用を成功させるために必要なことです

よく聞く言葉ですがトレードで食っていくような人以外は買って放置するぐらいの暇な資産運用でいいんです

庶民は株式投資のプロトレーダーになる必要はない

SNSやテレビを見てると天才トレーダーと言われるような人を目にすることが多々あります。そんな人を見ていると自分にもトレードで一攫千金が狙えるのではないかと思えてしまうことがあります

実際に過去のチャートを各指標を見てデモトレードしてみると結構利益が出せそうな気がしてしまいます。しかし答えを知ってトレードしているので勝てて当然ですよね

リアルタイムでは売り買いを数秒、数分で決めていかないと大きな損失を喰らってしまいますし損をした時のメンタルで相場を見ていると訳のわからないトレードをしていまします

個別株や短期売買で利益を積み重ねるのは勝者のゲーム

個別株やオプション取引、先物を使ったトレードは優秀なトレーダーたちが短期の値動きを予想して利益を積み重ねていき負ければ損を負う勝者のゲームです

短期のトレードでは多くのプレイヤーが自身の利益のために売買を繰り返しているのでその環境で利益を上げていくのは至難の技と言えます

その過酷な環境に仕事をする片手間にトレードをするような兼業トレーダーが勝ち続けることは可能でしょうか？天才的な才能がある人以外は小さく買って大きく負けることになるでしょう

パチンコや競馬などみたいに趣味でやる分にはいいですが資産運用というライフプランに関わる重要な分野でトレードをする必要はないと言えます

インデックス投資で長期間かけて資産を増やすのは敗者のゲーム

トレードは参加者を打ち負かして自身の利益を積み重ねていく勝者のゲームですが、資産運用の王道であるインデックス投資は時間と世界経済の成長に乗ることで利益を上げていくものです

インデックス投資は評価額が大きく下落した時に狼狽売りせず、大きく上昇した時に利益確定せず大きな失点をせずに長期で安定した運用を行うことが大切です

いかに自身のミスをせず失点しないようにするか、敗者側に回らないようにするかが大切なことから敗者のゲームと言えます

敗者のゲームの著者はテニスに例えてインデックス投資は敗者のゲームであると言っていますしね

速く結果が欲しいあなたがやるべきこと

早く結果が欲しい人がやるべきことは勝者のゲームに参加して利益を積み重ねていくことでしょうか？それとも高利回りでリスクの高い商品に集中投資することでしょうか？

当たれば確かに最速であなたが欲しい結果を得る可能性を秘めていることを否定できません

しかし、多くの人は利益を得ることなく撤退していますことになるでしょう。多くの人が当てることができる世界なら多くの人が億万長者になっているはずですからね

凡人は投資元本を増やすことだけを考える

資産運用は割合で増えていくので投資元本が多ければ多いほど資産の増え方が大きくなります。100万円が2倍になるのと1000万円が2倍になるのでは同じ2倍でも増える量は900万円も違いますからね

なので早く結果が欲しい人は金融資産額の変動リスクを受け入れなるべく多くの資産を投資に回すことが近道になります。もちろん狼狽売りをすると大量失点につながってしまうので数十％の変動があっても心が穏やかでいられる額に留めることが大切です

センスのない凡人は節約と収入増に注力する

投資元本を増やすには労働を頑張って収入を増やし、無駄な支出を減らす努力をすることが大切になります。事業運営の才能があるならフリーランスになったり会社を起こしてガツンと稼いでしまうのがいいのでしょうがそんな才能がある人は稀です

使っている携帯電話を格安SIMに変えてみたり、保険内容を見直したり普段の飲み物を家から持っていくようにしたり可能な範囲で節約をすると投資元本を増やすことができるようになります

可能であれば副業を小さく始めて見るのもいいです。今はネットでいろいろな仕事が転がっていますしブログとかYouTuberとかいろいろな活動が収入増につながります

資産運用の敵を味方にする努力をする

仕事が嫌だと感じる人は少ないことでしょう。好きな仕事だけやっていればいい立場の人は稀で嫌なこともやらなくてはならないのが会社勤めというものです

しかし、会社勤めは労働力を提供することで生活費を稼がせてくれますしビジネスアイデアの乏しい人にはありがたい存在です。嫌々仕事をしている人も労働力を買ってくれる企業様に感謝し生活費と投資元本を稼がせていただきましょう

意外と経済的自立を目指し始めると嫌だった仕事も楽しくなってきたります。特に資産がある程度貯まってくると精神的に余裕が出てくるからか意外と楽しいかも？とか思えてきます

下落相場は資産増加を助けてくれる仲間だと思うべし

下落相場は今まで積み上げてきた資産が一気に溶けていくので敵視しがちですがまだあなたが労働して金銭を稼いでいる立場であるならあなたの資産を増幅させてくれる期間となってくれます

一時的に30％ダウンした時でも愚直に積み立て投資を続けたりスポット買いを入れたら再び最高値圏内に戻ってきた時には大きく評価額が増えていることでしょう

下落相場で安くなった時に多くの口数を買えることになるので株価が上昇するときに大きく資産を伸ばすことができるからです

勝負師な人はレバレッジ商品を活用して一気に増やす人もいますが精神的に疲弊する可能性もあるので積み立て投資を継続するだけでもいいです

パートナーの協力が必要不可欠なので仲間にするべし

経済的自立を目指す時の最大の敵は配偶者、家族です。浪費家のパートナーでは稼いでも稼いでもお金を使われてしましますし、評価額が膨らんでも使われてしまう可能性があります

浪費家のパートナーを持っているとどんどんお金が使われてしまうのでパートナーの金融知識、理解が1番大切です。なかなか理解されないかもしれませんが自身のライフプランについて話し合ってみたり、資産運用について話し合うことが大切です

もし、話し合いが難しい場合は夫婦のお財布を別管理できるようにするのが解決策になることでしょう。突然別管理にしようと提案しても反発される可能性があるのでこれから結婚する人やまだ別管理が継続している人は今後も別管理が継続できるように努めることをお勧めします

資産運用は孤独な戦いである

資産運用は孤独な戦いです。あなたが大損している姿を見て可哀想だからと損した分を補填してくれる人などいません

情報発信しているインフルエンサーを信じて株式を買って大損してもインフルエンサーは補填してくれません。全ては自己責任です

資産運用は誰の言葉を信じず、自分で考え、理解し投資することが大切です。友人や家族の言葉も全て信じてはいけません。損しても投資を行なった自身の責任です

信じるのは自分の判断だけ資産運用は孤独な戦いです

自分が検討し購入した金融商品を自信を持って長期で保有し買い増していくことで経済的自立へと近づくことができるので周りの声を参考にすることはあっても鵜呑みにせずしっかりと吟味し資産運用を継続していきましょう

関連記事