経済的自立を目標に毎月コツコツと金融資産を積みたてているサラリーマン
投資信託の出口戦略研究のため定率売却を実践し、資産が枯渇せず安定した運用ができるのか確認したりしています
人の健康寿命と資産運用の重要性も考慮しながら今お金を使う価値について考えてみる
今まで治療困難だった病気が治せるようになったり、血液をサラサラにしたり高血圧を抑える薬などの開発によって人生100年時代と言われています。長生きできることは素晴らしいことなのでしょう
しかし医療が進歩しようとも自分の足で好きな場所に行き、自分の歯で好きな物を食べられ自分の思い通りの活動をすることはどのくらいまで可能なのでしょうか?健康寿命は平均寿命より10年ほど短いと聞きますし活動範囲や食べられるものは健康寿命よりもっと短いのではないかと感じます
私も幼少期を謳歌し、中学高校で好きなように部活や学問に励み人並みに働いて結婚し子供が生まれ日々を穏やかに過ごせていますがお祖父さんお祖母さんが徐々に衰えていく様子や自分の両親の体が小さくなっていくのを見ると自分に残されている時間もそう長くないのではないかと考えてしまいます
今回は人の健康寿命と資産運用の観点から人生について考えていきたいと思います
大前提として資産運用は重要である
資産運用は正常に経済成長をしていく世界で必要不可欠な要素になります。この前提は崩すことはできません
年金がもらえるような年齢になると働かなくても一定の収入が得られるようになりますが、年金は2023年のようなインフレ環境になってもすぐに増額することはありませんし老後2000万円問題なんてワードもあります
貯蓄ゼロで老後を向かえることはお金の不安を抱えながら過ごす事になるのでできればお金の心配をしなくていい状態でゆったりとした老後を過ごしたいですよね
20代、30代から積み上げていけば十分な資産を築ける
老後に備えて2000万円を蓄えようと考え毎月5万円くらいを資産運用に回すと30年くらいあれば準備することができるので固定費を抑えたり頻繁に外食をすること控えれば十分に達成可能な範囲です
インデックス投資信託に投資すればもっと多くの額を準備することができるでしょう。しかし毎月5万円を積み立てようとすると旅行などの娯楽もある程度メリハリをつける必要があります
若い頃から貯蓄の癖をつけると資産がある程度貯まって過剰に資産運用に回す必要が無くなった後でも溜め込もうとする悪い習慣が抜けなくなってしまうと私自身の資産運用の経験から感じます
貯蓄する習慣が身に染みすぎてしまうとお金から価値を引き出すのが下手になってしまうんですかね
そうすると今回のタイトルである人の健康寿命を度外して資産運用を続けてしまう状態になってしまします
人生は100年時代と聞くけれど実際は?
人生100年時代なので老後のことをしっかり考えましょうてきなことをよく見聞きしますが身近にいる親族を見ていると確かに長生きしている人が多くいらっしゃいます
自分が小さかった頃には曾祖母さん達と遊んだ記憶が残っている人は少なかったと思いますが80歳を過ぎてもご存命の方が多くいるので今の子供達は遊んだ記憶が残っている子も沢山いるのかもしれません
そう考えると医療の進歩は凄まじいですね。しかし沢山の薬を飲んでいたり何処か体が痛いところがあって辛そうな様子を見ているとなんだか寂しい感じもします
私自身30を過ぎた頃から足の付け根の痛みに悩まされているのですが、全身の複数箇所に痛みや動かしにくさがあると思うとどんな生活になってしまうのか想像できません
70過ぎたあたりから年々食事が細くなっている
子供の頃は一緒にお肉を食べたりお寿司を食べたりしていましたがこちらが大人になって一緒に食事を摂るとお茶碗1杯くらいの量しか一度に食べられなかったりトンカツなどのがっつりしたお肉は食べられないと言います
60くらいの両親はまだ好きなものを食べていますが70過ぎるとだいぶ食が細くなってしまうのでしょうかね。そう考えると自分のお金を使って好きな物を食べられるのは60過ぎまでなのでしょうか?
実際30を過ぎた私の体は揚げ物系を受け付けなくなってきていることを考えると好きな物好きなだ食べられるのは20代の間だけなのかもしれません。普段の食生活や胃腸の強さなどあるので人によるところが大きいですけどね
旅行は結構体力を使うので老後の楽しみで回るのは辛そう
旅行するとなると長時間の移動のため乗り物に乗る機会がありますが結構しんどいですよね。さらに観光地を回るとなるとそれなりに自分の足で動き回る必要があります
そう考えると老後に旅行で各地を回るのは肉体的にかなり辛いのではないでしょうか?
だいたい観光地には美味しいものが付き物ですが、美味しいものを食べるにも食が細くなっている状態では食べられるものや量は限られてきますし若い頃よりも楽しむことが困難なように思えます
体を使って好きな場所に行き、美味しいご飯を食べることは老後の取り崩し期間に行うことは難しいのかもしれませんね
若い頃にお金を使う価値は老後以上に価値があるのでは?
現在一生懸命資産運用に取り組んでいますが、老後に取り崩して楽しむ計画は遅過ぎるのではないかと思えてきてしまいます。遅くても40過ぎには積み立てをストップするか少額に変更しておいて稼いだお金や配当金や分配金をプライベートを充実させるために使うべきなのかもしれません
もっと言うと20代、30代の頃に限界まで切り詰めて資産運用するのは自身の人生をすり減らす行為なのではないかとすら思えてしまいます
若い時の行動力と体力はお金の力で取り戻すことはできませんので若い時もお金を使うべきところでしっかり使い体験と思い出を作ることが大切なんじゃないかと思います
やりたいことや将来のために資産運用も必要なジレンマ
若い頃にお金を使って体験と思い出作りをすることは大切ですが将来ありたいことがあるのであれば将来のために資産運用をする必要はもちろんありますし、若い頃から資産形成に励めば30代で経済的自立を達成し好きなように働き、好きなように余生を過ごすことができるのも事実
このあたりのバランスは自身のライフプランによって違うので難しいところです。きっと正解なんてものは存在しない問いなのでしょう
ではどうすれば自分なりの答えに近づくことができるのか考えてみましょうか。将来どんな風に過ごしたいのかや何処に行きたいのか、貯金がなくても体験や物が必要なのか自由な時間を得たいのか
そんなことを考えていきたいと思います
自分の健康寿命について考えてみる
人の健康寿命の平均は平均寿命より10年ほど短いというデータがありますが、先に述べた通り実際はもっと短いことが伺えます。そこで自分が何をしたいのか?旅行に行きたいのか家の中でじっとしていたいのか?海外に移住したいのか?などから自身の健康寿命、やりたいことを思う存分楽しむことができるリミットを決めてあげることにしましょう
私の場合ですと旅行に興味はあまりなく、土に触れ野菜や花を育てることが好きなのでやりたいことは遅くてもできると予想できます。しかし歳をとってから畑仕事をするのは肉体的にはかなり辛いでしょうから遅くても50歳でしょうか?
50歳が自分のやりたいことを存分に楽しめるリミットだと考えると40過ぎにはある程の資産を作り、仕事を抑え自由な時間を作っておく必要があります
こんな感じで自分の残された時間と資産運用について考えをまとめていくことが大切なことでしょう
仕事の退職時期も定年に縛られず定めてみる
サラリーマンであれば定年は60歳、65歳であることが殆どだと思いますが健康寿命を考えると長過ぎる気がしませんか?私は働いている期間が長過ぎると感じます
別に好きな仕事なら何歳になっても働けばいいと思います。しかし生活のための仕事を体の衰えきった60過ぎまで行うのは働きすぎだと思います
家庭の事情もあると思うので一概には言えませんが生活のための仕事は50過ぎまでで十分なのではないでしょうか?もちろん退職まで一生懸命働き資産を作っておくことが前提となってしまいますが20代から働き始めれば30年近くの年月があるのでそれなりの資産を築くことができると思いますし30年近くまで働けば退職金もそれなりに出るはずです
私は子供が大学を出るまではしっかりと責任を果たす必要があると考えているので50過ぎまでなんらかの形で働くつもりではいます
日本のライフプランは定年まで働くことが前提になっている
学校での教育は企業勤め人を育て、社会の歯車として活躍することを前提として教育されてしまうため定年までなんらかの形で働くことが自然と絶対になってしまっています
でも定年まで働き切ることが本当に正しいのでしょうか?そう思い込んでいるだけなのではないでしょうか?我々日本人は他の人と違う行動を取ることを嫌う人が大勢ます。そこが日本人の長所でもあるのですが人生を縛ってしまっている可能性もあります
社会が定める定年退職という概念を一度忘れて自分自身が決める退職時期を考えてみる必要があるのではないでしょうか?そこそこ企業で稼いで資産を築いた後は自分の好きなことを仕事にして稼いでみる選択肢もあるのではないでしょうか?
定年退職、自己退職について考えてみる機会はあまりないと思うのでたまに考えてみると自分のありたい人生を考えるきっかけになります
健康寿命とやりたいことを考えバランスを取る
加齢によって行動できる範囲や食べられるものに制限が出てくることを考えると自身のやりたいことを行える期間は案外短いと思います
歳をとれば体力が落ちてきますし好きな食べ物を好きなだけ食べることも難しくなります
資産運用も大切ですが健康寿命のことも考えてメリハリをつけてお金も使うことが大切ですね。自分のライフプランを考え世間一般の人生に対して疑問を持ち自分なりに考えて主体性を持っていきたいですね
明日死ぬかもしれない未来も考える
私は何気なくご飯を食べている時に突然奥歯が欠けてしまい何事かと思い歯科に行くと割れた歯に大きな虫歯があることが発覚しました。今まで大きな虫歯を患ったことがない私としてはとてもショッキングな出来事でお先が真っ暗になりました
虫歯程度で大袈裟だなと思う人もいるかもしれませんが健康に過ごしていたはずだったのに知らないところで大きく虫歯が進行していたのです。虫歯だからまだ命に別状はないですがこれが他の臓器だったらと思うと恐ろしく思います
多くの人は平均寿命程度まで生きることを漠然と考えてしましますが、明日突然不幸な出来事が起きるかもしれないから今を楽しもうと思えてきますね
この記事を書きながら私は突然の不幸がある可能性や健康寿命を考えながら計画的に資産運用を行うこと、メリハリを持って今お金を使うことが大切なのだと再認識することができました
この記事を読んだ人が自分の人生について考えるきっかけになれば幸いです